Adobe Creative Cloudのメリット・デメリットについてまとめてみました
- 2013.01.10 Thursday
- 17:27
by FLOWERS
Adobe Creative Cloudがリリースされて半年以上が過ぎた訳ですけれども、導入された方、使い心地はどうですか?私は前にも言った通りしばらくは様子見でCS6の製品版を購入して使用しています。
前回の記事から仕様の変更もあったので改めて整理してみることにしました。
今回はAdobe Creative Cloud導入によるメリット・デメリットの観点からまとめてみました。
Adobe Creative Cloudのメリット
1.大きな出費が無い
毎月の引き落としになるので、携帯電話代のような感覚になるのではないでしょうか。
新バージョンが出た時に購入する必要も無いので、突然の出費が無いです。
2.Master Collectionに含まれるアプリケーションが全て使用できる
DTPソフトのInDesignから動画編集ソフトのAfter Effectsまで幅広いジャンルに対応できます。
3.Adobe Creative Cloudでしか提供されていないアプリケーションを使用できる
イラレ感覚でウェブサイトを作成できる「Muse」や、Webアニメーション作成アプリの「Edge」などが使用できます。また既存のアプリケーションでもCreative Cloudだけ先行して使用できる新機能などもあるようです。
4.プラットフォームの変更が容易
これがCreative Cloud最大のメリットだと思います。
例えば作業環境をMacからWinに変更する場合、従来ならWin版のAdobe製品を追加購入しなくてはいけなかったのですが、Creative Cloudの場合、Macのアクチベーションを解除・アンインストールしてWin版をインストールすればいいだけ。さらに同一IP下でなければ2台までインストールできるので、例えば、職場/Mac・自宅/Winの環境でも1つのライセンスだけでどちらでも使用できます。
5.ストレージサービスが使える
20GB (個人版の場合。グループ版は100GB)のストレージサービスが提供され、MacからiPadなど、デバイス間や職場でのデータのやりとりが容易になります。
Adobe Creative Cloudのデメリット
1.毎月払い続けなくてはいけない
毎月5000円(年契約・税別)を支払わなくては使用できません。
2.一旦Creative Cloudにすると製品版に戻すのが困難になる
これもやはり金額的な面ですね。Creative Cloudを導入した場合、月額料金の支払を停止するとすべてのCreative Cloud製品が使用できなくなります。製品版に戻したい場合は新たに購入しなくてはいけないため大きな出費が必要になります。
3.Master Collectionしか選択肢が無い
単品(月額2000円)もありますが、現実的ではないですね。正直こんなにアプリケーションは使いません。Creative Suiteのように各パッケージをリリースしてそれぞれに月額設定をして欲しいですよね。
結局、料金的な部分を製品版と天秤にかけた時、メジャーアップグレードがどのくらいの間隔で行われるかが重要になってきます。今までは大体1年半ごとにメジャーアップグレードがありましが、CS5以降は間に「.5」を挟んだ2年周期でアップグレードがあるようです。メジャーアップグレード期間を2年としてちょっと計算してみましょう。
ほぼ変わりありませんね。ダウンロード版じゃなくパッケージ版にするともうちょっと差が開きます。
ただ!「Master Collection必要ないよ」っていう方も結構いるでしょう。
その場合
…う〜ん、製品版の方がかなり安いです。やはり料金設定が導入に関しての一番のネックになってきますね。
まとめるとこんなところでしょうか。
デメリットに関しては全て金額的な部分になりましたね。
要は仕様としては悪くないと思うんです。独自アプリとか使ってみたいし、私の様な自営業の場合、他の同業者の方とチームを組んで仕事をすることも多々あるので、ストレージサービスもとても魅力的です。ただその魅力部分に関しても、絶対に必要なものではなく、あったらいいな的なオプションサービスだったり、他のガジェットで賄えてしまう部分であったりします。
Adobeの各アプリケーションはプロ向けのものばかりですし、ヘビーユーザーの大半の方がお仕事で使用されていると思います。そうなると金額的な部分には尚更シビアになるんじゃないでしょうか。
なのでCreative Cloud販促のカギはCS各パッケージごとのリリースと料金設定の細分化。これに尽きると思うんですよね〜。
今回改めてAdobeさんに確認したところ、Creative Cloudでメジャーアップグレードがあった場合、下位バージョンとの混在も可能になった様です。(前回の記事も修正・追記しておきました)これは朗報ですね。これでCreative Cloud導入に関してぐっと近づいた感じがします。
あとはデメリットの3さえ解決すれば導入にぐぐぐっと近づきますね!
期待していますよAdobeさん!
その他詳細はコチラのFAQでご確認ください。
【2013.5.7追記】AdobeがCreative Suitの開発を止め、Creative Cloudに完全移行するそうです。こちらの記事もどうぞ。
前回の記事から仕様の変更もあったので改めて整理してみることにしました。
今回はAdobe Creative Cloud導入によるメリット・デメリットの観点からまとめてみました。
Adobe Creative Cloudのメリット
1.大きな出費が無い
毎月の引き落としになるので、携帯電話代のような感覚になるのではないでしょうか。
新バージョンが出た時に購入する必要も無いので、突然の出費が無いです。
2.Master Collectionに含まれるアプリケーションが全て使用できる
DTPソフトのInDesignから動画編集ソフトのAfter Effectsまで幅広いジャンルに対応できます。
3.Adobe Creative Cloudでしか提供されていないアプリケーションを使用できる
イラレ感覚でウェブサイトを作成できる「Muse」や、Webアニメーション作成アプリの「Edge」などが使用できます。また既存のアプリケーションでもCreative Cloudだけ先行して使用できる新機能などもあるようです。
4.プラットフォームの変更が容易
これがCreative Cloud最大のメリットだと思います。
例えば作業環境をMacからWinに変更する場合、従来ならWin版のAdobe製品を追加購入しなくてはいけなかったのですが、Creative Cloudの場合、Macのアクチベーションを解除・アンインストールしてWin版をインストールすればいいだけ。さらに同一IP下でなければ2台までインストールできるので、例えば、職場/Mac・自宅/Winの環境でも1つのライセンスだけでどちらでも使用できます。
5.ストレージサービスが使える
20GB (個人版の場合。グループ版は100GB)のストレージサービスが提供され、MacからiPadなど、デバイス間や職場でのデータのやりとりが容易になります。
Adobe Creative Cloudのデメリット
1.毎月払い続けなくてはいけない
毎月5000円(年契約・税別)を支払わなくては使用できません。
2.一旦Creative Cloudにすると製品版に戻すのが困難になる
これもやはり金額的な面ですね。Creative Cloudを導入した場合、月額料金の支払を停止するとすべてのCreative Cloud製品が使用できなくなります。製品版に戻したい場合は新たに購入しなくてはいけないため大きな出費が必要になります。
3.Master Collectionしか選択肢が無い
単品(月額2000円)もありますが、現実的ではないですね。正直こんなにアプリケーションは使いません。Creative Suiteのように各パッケージをリリースしてそれぞれに月額設定をして欲しいですよね。
結局、料金的な部分を製品版と天秤にかけた時、メジャーアップグレードがどのくらいの間隔で行われるかが重要になってきます。今までは大体1年半ごとにメジャーアップグレードがありましが、CS5以降は間に「.5」を挟んだ2年周期でアップグレードがあるようです。メジャーアップグレード期間を2年としてちょっと計算してみましょう。
Creative Cloudだと5250円×24ヵ月=126000円です。
Master Collection CS5からCS6(ダウンロード版)へのアップグレードは129000円です。
Master Collection CS5からCS6(ダウンロード版)へのアップグレードは129000円です。
ほぼ変わりありませんね。ダウンロード版じゃなくパッケージ版にするともうちょっと差が開きます。
ただ!「Master Collection必要ないよ」っていう方も結構いるでしょう。
その場合
CS5からDesign & Web Premium CS6へのアップグレードは94000円です。
CS5からDesign Standard CS6へのアップグレードは67000円です。
CS5からDesign Standard CS6へのアップグレードは67000円です。
…う〜ん、製品版の方がかなり安いです。やはり料金設定が導入に関しての一番のネックになってきますね。
まとめるとこんなところでしょうか。
デメリットに関しては全て金額的な部分になりましたね。
要は仕様としては悪くないと思うんです。独自アプリとか使ってみたいし、私の様な自営業の場合、他の同業者の方とチームを組んで仕事をすることも多々あるので、ストレージサービスもとても魅力的です。ただその魅力部分に関しても、絶対に必要なものではなく、あったらいいな的なオプションサービスだったり、他のガジェットで賄えてしまう部分であったりします。
Adobeの各アプリケーションはプロ向けのものばかりですし、ヘビーユーザーの大半の方がお仕事で使用されていると思います。そうなると金額的な部分には尚更シビアになるんじゃないでしょうか。
なのでCreative Cloud販促のカギはCS各パッケージごとのリリースと料金設定の細分化。これに尽きると思うんですよね〜。
今回改めてAdobeさんに確認したところ、Creative Cloudでメジャーアップグレードがあった場合、下位バージョンとの混在も可能になった様です。(前回の記事も修正・追記しておきました)これは朗報ですね。これでCreative Cloud導入に関してぐっと近づいた感じがします。
あとはデメリットの3さえ解決すれば導入にぐぐぐっと近づきますね!
期待していますよAdobeさん!
その他詳細はコチラのFAQでご確認ください。
【2013.5.7追記】AdobeがCreative Suitの開発を止め、Creative Cloudに完全移行するそうです。こちらの記事もどうぞ。
Creative Cloud に関して、とても詳細な解説、誠にありがとうございます。
ストレージサービス、大きなメリットの一つなのですが、残念ながら「20TB」でなく「20GB (個人版の場合。グループ版は100GB)」が正しい情報となります。
宜しくお願いします。